アーバンデザイン。 それは建築の視点から都市、そして、
人の営みを発想する手法。
「環境建築設計」という社名の由来がここにある。

ひとつの建築物を設計する際、
私は既存の街並みとの連続性を考え、建築以外のことを
調べ上げて熟慮する。
街道、川、巨木、歴史など、その土地の特性すべてが
発想のヒントになる。

一方、建物同士のつながりは、景観のみならず、
新たな文化を創出する。
かつての日本には、町屋、長屋、「向こう三軒、両隣」など、
建物を介して地域が密接に連携する文化が根付いていた。
建物が地域をつくり、歴史を継承し、新たな文化をつくる
土台となるのだ。

地域の特性や歴史をどう受け止めて、 どう後世に伝えていくか? いかにすればその土地に新たな命を吹き込むことが
できるのか?

そして、誕生した建物が居住者の人生に楽しみを与え、
地域に永く愛されることを願ってやまない。

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