環境建築設計のポリシー・コンセプト

 建築は環境と人との接点に存在する。また、建築の様々な素材は、お互いの関係を接点に於いて成立させている。建築を取り巻く社会に於いても、個人や組織の接点が関係を支えている。人と社会を包み込む環境は、地球上のあらゆる関係を言い換えたものと言える。

 私たちは日々の業務に於いて、相互の個性を生かし、環境と人の接点を意識し心を配ることを基本に、建築設計、企画・開発を通し、よりよい建築と環境の創造に取り組んでいる。

 

 


環境と建築の間に

株式会社環境建築設計
  代表 宮坂正寛

地球環境を重んじて守ろうとする時代となり、「環境共生」がキーワードとして捉えられてきております。「環境と共に生きる」とはどういうことかを提案したいと思いました。

水辺や樹木などの自然環境を守り、再生を考えて努力をしていくこと。
省エネルギーに努め、地球温暖化の原因となるCO2等の排出を減らしていくこと。
単なる廃棄物を減らし、リサイクル循環型社会を目指していく努力をすること。

どれもが地球環境を保全していくために重要な取り組みであると考えております。

そして、最も大事なことは「人間は自然の中で生かされている」という考えではないでしょうか。人はもともと自然の中で自然と共に生きてきました。夏の暑さや冬の寒さ、雨や風などの天候の変化を身近に触れながら、毎日の暮らしを営んできました。

しかし、生活の変化が進み、冷房や暖房が当たり前となり、快適な室内環境が整備されていく中で、次第に直接自然と触れ合う機会が減ってきました。自然との距離が遠ざかってしまったと言えると思います。

自然をありのまま受け止め、その中に生きて存在していく……。

それは、自然(季節)を室内環境の中でも感じる建築から始まると、私たちは考えています。快適な室内空間を維持しながらも、夏の日差し、冬の張り詰めた空気、雨や風の音など自然の変化を部屋の中に居ながら感じられる建築を「真の環境建築」と考え、私たちはそれを追及していきたいと考えます。

そして、自然環境と係わりあってきた古き良き伝統建築の素材、伝統、精神を受け継いでいくこともまた、別の意味で大切な役目と考えております。

竹や木などの天然素材を豊富に使い、建物の屋上や壁を可能な限り緑化していくことで自然と同化する意識を持ち、瓦や庭石、欄間など古く長く使われてきた素材を新しい建築に再利用し、建物が長い歴史の中で築いてきた自然との係わりや精神を受け継ぐことが歴史を受け継ぐ「環境建築」になることと信じております。

 

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